美術館に展示してある作品
ほとんど キャプションがついている
【caption】写真や図、映像などが持つ意味を説明する文章
先日 宮城県美術館の篠山紀信さんの写真展では
キャプションが全く付いていない
かえって 自分と作品と向き合うことができて
よかった
館の方に聞くと
本人の意向だったという
前職で 対話型鑑賞というのをやった
作品を見て
その中から 作品を読み解く手がかりを見つける
それは 色だったり 形だったり
それらの つながりだったりする
進行役の教師や学芸員が発問し
ひとりひとり 発言していく中で
自分なりの考えを見つけていく
対話は 他の人と自分でもあるが
作品と自分との対話でもある
自分の中の 今までの経験
培ったもの 思い出
育った環境
周りの人々
などとの対話
その作品を通して
自分を考える
評論家の研究した美術史的な価値も大事だが
作品と向き合う点で
このような鑑賞もいいのでは?
お知らせ: 出張のため 本日(23日)終了時刻を16:00にします